17年間愛されるダウンピロー
HOTEL LIKE INTERIORのダウンピローは、年間約2,000個販売されるロングセラーです。
日本ではまだ取り扱いの少ないホテル仕様のダウンピローとして、多くのお客様に選ばれています。
なぜこの商品を作ったのか
このダウンピローは、ゼロから独自開発した商品ではありません。
約17年前、アメリカのCuddledown(カドルダウン)というブランドの販売権を取得し、日本で販売していたことが始まりです。
カドルダウンは、アメリカの中流〜上流層に支持されている有名ブランドで、その名の通り「ダウンを抱きしめる」というイメージを持つ、ダウン製品で非常に評価の高いブランドでした。
私は特にこの会社のシーツに強く惹かれました。アメリカで驚くほど売れていたので、思い切って直接メールを送りました。
「私は日本で有名な寝具店です。ぜひ御社の販売権をください。必ずたくさん売ります。」
当時の私は、アパートの一室で一人ネット販売をしているだけでした。それでも、その”ビッグマウス”が功を奏し、日本で独占販売できることになりました。
シーツから始まり、ダウンピローへ
最初はベッドシーツを中心に販売していましたが、やり取りをする中で「この会社はダウンピローに強い」ということが強く伝わってきました。
そこで私たちも販売を始めたところ、とてもよく売れたのです。
当時、日本ではダウンピローを扱う会社自体が本当に少なく、今でも多くはありません。
実際、外国人の友人からもよく言われました。
「日本って、ダウンピローを売っているお店がほとんどないよね。葉子さんの会社くらいじゃない?」
その通りで、日本では健康枕など機能性を重視した枕が一般的で、ダウンピローはあまり普及していません。一方、羽毛布団は広く浸透しています。この違いはとても印象的でした。
ある友人夫婦は、麻布台ヒルズまで実際に試しに来てくださり、写真を送ってくれたこともあります。
また、お客様からも「ダウンピローを扱っているお店がほとんどないですね」と、今でもよくお声をいただきます。
ホテルの枕とダウンピロー
当時、ホテルの枕といえばウェスティンホテルの「Heavenly Bed」が有名で、枕も非常に人気でした。
親戚のおばが「ウェスティンの枕が欲しい」と言っていたので、私たちのダウンピローを贈ったところ、とても喜んでもらえました。
ホテルへ行くと、ベッドの上にはいくつもの枕が並んでいます。
すべてをダウン100%にすると非常に高価になるため、多くのラグジュアリーホテルではダウンフェザー枕を採用していることが多いと感じます。
もちろんダウン100%の枕もありますが、多くのホテルでは、お客様が好みに合わせて選べるよう、数種類の枕を用意しています。
私自身も、その中から自分に合う枕を選んで使っています。
枕で本当に大切なのは「側生地」
私は何度もお伝えしていますが、枕で本当に重要なのは側生地です。
日本でこのダウンピローを開発した際、工場から最初に提案された試作品は、生地を二重にしたものでした。
おそらく、中のダウンが飛び出さないよう配慮してくれたのだと思います。
しかし私は、「二重にする必要はない」と感じ、一重生地へ変更してもらいました。
実際、ダウンが飛び出すことはほとんどありません。万が一出る場合も、生地ではなく縫製部分からです。
生地が薄いからこそ伝わる心地よさ
私がカドルダウンの枕を気に入っていた理由は、生地がとても薄かったことです。
生地が薄いほど、ダウン本来のやわらかさが頬に直接伝わります。
ところが、最初の試作品は一重にしてもまだ生地が厚く、「これでは全然良くない」と感じました。
そこから改良を重ね、生地をより薄く、しなやかで上質なものへ変更し、現在の仕様にたどり着きました。
本当を言えば、シルクが最高です。
しかし、シルクでは価格が大きく上がり、多くのお客様にお届けできません。
ダウンピローの生地にこだわる理由
カドルダウンの枕を長年愛用していた弟に、完成したばかりの試作品をプレゼントしたことがあります。
すると、かなり衝撃的なことを言われました。
「まだカドルダウンの方が全然いいね。
ようこちゃんの会社の商品って、写真だけが良いんじゃない?実物を見たら、写真ほど良くなくてがっかりすると思う。」
その言葉は今でも忘れられません。
でも、弟は薄い生地だからこそ生まれるダウンの心地よさを知っていたからこそ、その違いが分かったのです。
だから私は、さらに改良を重ね、現在の側生地へたどり着きました。
寝具の好みは人それぞれ
「それなら、なぜ麻のようなハリのある生地も作るのですか?」というご質問をいただくことがあります。
寝具の好みは決して一つではありません。
肌に直接触れる部分には、なめらかで柔らかい質感を好む方もいれば、反対に少しハリやマット感のある生地を心地よいと感じる方もいらっしゃいます。
HOTEL LIKE INTERIORでは、それぞれのお客様の好みに合わせて素材を選べるよう、異なる風合いの商品をご用意しています。
柔らかさとハリ。その組み合わせが心地よい
少し話がそれましたが、私が一番好きなのは、中のダウンの柔らかさを、薄くハリのある側生地がしっかり受け止める感覚です。
空気をたっぷり含んだ柔らかなダウンの上に、薄くてハリのある生地が重なることで、「ボスッ」と包み込まれるような独特の寝心地が生まれます。
やわらかいだけでも、硬いだけでもありません。
ダウンのふんわりとした柔らかさと、生地のほどよいハリが合わさることで、他にはない心地よさになると私は感じています。
もちろん、これは寝心地の好みでもあります。
だからこそHOTEL LIKE INTERIORでは、なめらかな生地を好まれる方にも、少しハリのある生地を好まれる方にもお選びいただけるよう、それぞれの寝心地をご用意しています。
私自身も、このダウンピローを使っています
私のベッドには、ダウンピローを4つ並べています。
その日の気分や寝る姿勢によって使い分けたり、背中に添えたり、抱き枕のように使ったり。
ホテルのように複数の枕を組み合わせることで、自宅でもより快適な寝心地を楽しんでいます。
子どもも同じように使っています
子どものベッドにも、同じように4つほど枕を置いています。
寝返りを打っても安心感があり、ベッドで本を読んだり、くつろいだりするときにも活躍しています。
ダウンピローは「寝るための枕」だけではなく、ホテルのような居心地のよいベッドをつくるアイテムでもあると感じています。












