高品質な羽毛の産地として代表的なハンガリーとポーランド産のホワイトグースダウンを使用しています。古くから羽毛の生産の歴史があり、国家事業として品質改良に取り組んでいる国です。両国とも寒暖差の激しい気候で、寒さから身を守るために保温性が高く良質な羽毛を備えています。無理な採取はせず、生産量も限られ、とても希少です。
ダウンとは
水鳥の胸部から採れる羽毛を指します。芯がなく、タンポポの綿毛のようにふわふわとしています。空気を多く含むことが出来る為保温性が高く、吸湿・放湿性にも優れているのが特長です。これらの性質が軽く暖かな羽毛布団を作り出します。
フェザーとは
芯のある羽根を指します。芯がある分、弾力性や復元性に優れ、形がくずれにくいのが特長です。
お布団としては重さが出てしまう為、ダウンが最も適しています。ダウンはフェザーに比べて採取量が少なく希少なため、ダウンの混合率が高いほど羽毛布団は高価になります。
羽毛は主にグース(がちょう)とダック(あひる)の2種類があります。
グースの方がダックよりも体が大きく、大きなダウンボールが採取できます。ダウンボールが大きいほど、より多く空気を含んでかさ高に富み、保温性に優れています。少量で十分の暖かさがあるので軽くて暖かい布団を作ることができます。
またグースは、ほどよいハリとコシがあり、ダウンボールが壊れにくいといった特性があります。
その他、臭いにおいても大きく差があります。グースは草食、ダックは雑食の為、グースの方が臭いを感じにくくなっています。
フィルパワー(FP)とは、ダウンの質を示す単位のひとつです。一定の温度、湿度の条件下で、28グラムのダウンが何立法インチに膨らむかを測定し、数値で表したものです。
数値が600以上が上質と言われ、700から800フィルパワーの羽毛は高級羽毛布団に使用されます。
充填されている羽毛の量が少ないと保温力が低いのではないかとお問合せをいただく事がありますが、保温力の高い羽毛布団を選ぶ際に重要視していただきたいひとつがこのフィルパワーです。
数値が高いほど少量の羽毛でも高い保温力があり、軽く快適な羽毛布団に仕上がります。数値が低いと、沢山の羽毛を充填しないと保温力が得られず、通気性が悪くなりムレてしまったり、寝返りの打ちづらいずっしりとした重い布団になってしまいます。
ダウンを採取後、最大限にフェザーを取り除いても、どうしても芯が細いスモールフェザーが一緒に入りダウン率は高くても約93%~95%程になります。これはどのメーカーでも同じです。ホテルライクインテリアでは検査機関にてダウン率を証明する証明書を取得し公開しております。実際の検査結果では94%~96%のダウン率が出る場合もありますが、仕入れる時期により多少の変動がある為、最低保証のダウン率を表記しています。中を確認することが出来ないものだからこそ、安心してお使いいただくために、目で見てわかるようにする必要があると考えます。
合い掛け(春秋用)は通年使いに適した羽毛量を充填しています。ただお住まいのエリアや戸建てかマンションかによっても異なってきます。マンションなどの気密性が高い住宅では、十分の暖かさではありますが、戸建てでは本掛け(冬用)をおすすめします。気候に合わせて夏は肌掛け(夏用)やブランケットを使用し、冬は毛布を使わず本掛け(冬用)1枚で使用するのが一番快適でおすすめです。
昨今の夏の気温の上昇により、一晩中冷房をかけてお休みになられる方も多いと思います。冷房による冷えから体を守り、でも蒸れることなく朝まで快適な寝心地を叶えるよう、中の羽毛の量を本掛けの約3分の1の量に調整しています。ダウンには温度調整機能の他に、吸湿、発散性が高いといった特性があります。コットンも吸湿性の高い超長綿を使用しているので、夏場の汗を素早く吸い取り逃がしてくれます。また、何と言っても軽さです。タオルケットのような巻き付け感もなく寝返りを打ちやすいので、近年ではタオルケットより多く選ばれています。
どちらもグースダウンを充填していますが、800FPポーランド産ホワイトグースダウン布団は、1年以上飼育された親鳥から採取される「マザーグースダウン」を使用しています。
身体の大きいマザーグース=ダウンボールが大きい
ダウンボールが大きいと、より多くの空気を含む事が出来るので少量の羽毛で軽く暖かい布団に仕上がります。
また、側生地にはどちらも超長綿を使用していますが、700FPの布団は80番手の糸に対し、800FPの布団には極細の120番手の糸で織られた超長綿を使用しています。細い糸で織られた生地は薄くて軽いのが特徴です。生地が薄いと身体にフィットしやすく、熱が羽毛に伝わりやすくなるので温度調整機能により優れます。
採取量が少なく希少なため、高価にはなりますが、軽さがあり、柔らかく耐久性の良い最高級の羽毛布団をお求めの方におすすめです。
起床時は広げて湿気を逃すようにしてください。月に1~2回、風通しの良い日陰に干しましょう。
この時、側生地の汚れや痛みを避ける為にカバーをかけたままの状態で干してください。
家庭でのお洗濯はお避け下さい。ニオイやヘタリの原因になります。大きく汚れてしまった場合は、信頼の出来るクリーニング店にご相談ください。
百貨店での厳しい審査基準も満たし、店舗展開を行っていますが、私たちは元々はオンラインショップからスタートしたお店です。創業当時から価格を大幅に変えることなく、自信を持っておすすめできるホテルライクインテリアの羽毛布団をより多くの方に愛用していただきたい、そんな願いも込めた価格になっています。またデザインも装飾をシンプルにする事でコストを抑えています。その分掛け布団カバーなどで様々なデザインをお楽しみください。