寝室の環境

ベッドと揃いのナイトテーブルでシンプルに

ベッドメイクの方法

ベッドサイドにはナイトテーブルが欠かせません。

一流ホテルを参考にしますと、ベッドと揃いのデザインでシンプルなものが多いようです。テーブルの上には、同じくシンプルに、照明、メモ帳、時計など必要最低限のものがさりげなく置かれています。ベッドまわりは安らかな眠りのためにも、シンプルにまとめることをお勧めします。

時に、ベッドの頭部に収納スペースのあるタイプがありますが、くつろぎの空間という観点から言いますと疑問に感じます。一見便利で、省スペースに思るかもしれません。しかし、頭部の収納スペースは、例えば眠る前のひととき、寄りかかって雑誌を読むなどの場合に、背もたれとして優秀とは言えませんし、また、物が置かれれば埃や汚れなどもたまりやすく、そのような状況が頭上にあることがくつろぎの場所としてふさわしいとは思えません。

このような事態を避けるためにも、ごちゃごちゃとせずにシンプルにくつろぐためにも、ご自宅でスペースを取り、ベッドに合わせたナイトテーブルを置いてみることをお勧めします。

緊張を解きほぐす照明

ベッドメイクの方法

就寝前には強い光を避け、体が睡眠モードに入るよう準備しましょう。
そのために、寝室にはやわらかい光の照明をお勧めします。
スポットライトのような、一定の方向に強い光を放つものは、体を逆に目覚めさせ眠りから遠ざけてしまいますので、避けましょう。

寝室の照明選びの際のポイントは二つございます。
まずは今ご説明しましたように、やわらかい光のものを選ぶこと。
電球そのものの色合いの選択で光をやわらかくすることもできますし、またシェードタイプの照明器具なら光を優しく包んでくれます。「やわらかい光を放つ照明」を選ぶ、ということが大切です。
次に、設置場所です。照明はベッドから離れたところに置きましょう。寝室全体をぼんやりとした灯りで照らすように、部屋の四隅に置くとより効果的です。


緊張を解きほぐす寝室での時間、やわらかな光の中で、体を睡眠へといざなう時間は、一日の疲れを癒す、大切な時間になることでしょう。

足元のラグ

ベッドメイクの方法

寝室は一日の終わりに眠りにつく場所ですが、同時に一日を始める場所でもあります。
朝、ベッドで目覚め、体を起して、一番に触れる場所。それは、ベッドから足を下ろした際の床です。目覚めたばかりの体は、感覚が特に敏感になっていますので、もし床が冷たい場合、毎朝のことですので、実は大変なストレスになります。

冷たいフローリングの場合などは、ぜひ足を下ろす場所に柔らかいラグを置きましょう。毛足の長いシャギーなどがお勧めです。

一日の疲れを癒し、また新しい一日を始める――そんな朝のすがすがしい瞬間のためにも、ご自身にとって心地よい物を揃えていただくことが大切かと存じます。

寝室のアイテムは少なめに

ベッドメイクの方法

ホテルの部屋の中には、必要最低限のものだけが置かれています。それはホテルという空間が「くつろぐ、眠る」ということに特化した場所だからです。最低限の、けれど質の良い落ち着いた家具に囲まれ、またご自身の持ち物も多くはありません。多い場合でも、キャリーケースと手持ちのバッグ程度かと思います。

物の少ない空間では、〈しなければならないこと〉から解放され、心からくつろぐことができるのです。
ぜひご自宅の寝室でも、参考になさってみてください。

可能であれば、寝室に置くものは、ベッド、ラグ、ナイトテーブル、カウチ、照明、程度に抑えておくことをお勧めします。 また、よりリラックスできるお部屋にするには、色数や素材の種類も少なめに抑えると良いでしょう。

平均して一日の四分の一以上は睡眠のために寝室で過ごします。貴重な時間をよりくつろぐために、一つの部屋を睡眠のためだけにコーディネイトすることは、生活のための素晴らしい贅沢の一つだと言えるでしょう。

贅沢、と言ってもお金をかけて難しいことをするわけではありません。ここに述べましたことを参考にしていただいて、シンプルでリラックスできる空間にしていただければと思います。

カウチでよりくつろぐ部屋に

ベッドメイクの方法

眠りにつく前のひととき、寝室でくつろがれる方も多いかと思います。

ベッドの横になって、あるいは枕元に寄りかかって、本を読んだりDVDを観たりする時間は、一日の疲れを癒すことでしょう。

そんな時に寝室にカウチがあると、大変便利です。
当然座るための家具ですから、リラックスして座るには最適です。また寝室に二人以上いる場合、一人がカウチで、もう一人はベッドでくつろぐ、ということもできます。寝室が第二のリビングルームになるわけです。

この適度な距離感で、よりリラックスすることができるでしょう。

ベッドは寝室の中央に

ベッドメイクの方法

お部屋の広さによって、ベッドを置く場所は決まってしまいますが、もしスペースに余分があるようでしたら、ベッドは寝室の中央に置くことをお勧めします。

広くお部屋を使うために、壁面にぴったりベッドをつけている方も多いかもしれません。しかしくつろぐための空間にするためにも、ここは余裕を持って設置されることが大切です。

具体的にはベッドの左右に最低60センチのスペースをとりますと、動作がよりスムーズに、楽に行えるようになります。左右どちらからもベッドに入ることができますし、またベッドメイクをする際にも左右があいていると、とても作業がしやすくなります。 寝室の中央にベッドがあると、自然とご自身もベッドの中央でお休みになるようになりますので、ゆったりとした睡眠をとることができます。

眠りを誘う照明

ベッドメイクの方法

寝室の照明については「遠くからぼんやり眺める光」をお勧めしました。

それ以外にも照明選びに大切なことがございます。
まずは「近くの照明は目線より下に設置する」ことです。

寝室は当然「眠るため」のお部屋です。ご自身がベッドに横になった時に、光が目に直接向かってくるような位置に照明がありますと、とてもくつろいで眠りにつくことはできません。また、強い光は神経を高ぶらせます。ぜひベッドの近くに設置する照明は、ご自身の目線よりも下に置きましょう。

また「白熱灯を使う」ことも大変お勧めです。
白熱灯は暖かい光ですので、オフィスなどで使われている蛍光灯に比べますと、格段にリラックス効果があります。
白熱灯の照明を少し暗めにしますと、より穏やかに眠りにつくことができるでしょう。

ベッドまわりは清潔でいい香りに

ベッドメイクの方法

大切な睡眠の時間、ピローやシーツなどベッドまわりは清潔に保っておきたいですね。定期的なシーツのお洗濯はもちろんですが、ご自分のお好みのリネンウォーターがあれば、さらにベッドまわりを清潔で自分らしい空間にすることができます。

様々な香りやパッケージの中から、ご自分のお好みのものを見つけておけば、好きな香りに包まれて眠りにつくことができて、とても気持ち良いものです。あるいは、いくつかお好みのものを用意して、その時の気分で使い分けをしても楽しいですね。

アイロン前に使うリネンスプレーや匂いを和らげるタイプのスプレーなど、使い方や用途も色々ありますので、ご自分に合ったものを見つけてみてはいかがでしょうか。

グリーンで部屋を生き生きと

ベッドメイクの方法

寝室にはグリーンを飾ることで、殺風景だと感じていた部屋も 生き生きとしたエネルギーを感じることができます。

インテリアとして様々な観葉植物がありますが、 その部屋に合った品種を選ぶことが大切です。

日陰も多い寝室ですと、環境に順応しやすいタイプがお勧めです。 シェラレフ、エバーフレッシュ、など。

また、背の高いもの(大人が立った時の150センチから170センチのもの)と 小ぶりなテーブルサイズのもの、など 大中小とサイズを分けて飾るとバランスもよくまとまるでしょう。

優しく受け入れてくれるような、ウェルカムな配置

ベッドメイクの方法

寝室へ入る時、部屋そのものがあなたを待っているような、待ちうけて優しく受け入れてくれるような気持ちになれたら、きっともっとくつろぐことができますね。

ドアを開けたときに一番きれいな風景が見えると、そのように感じることができます。寝室の場合は、正面にベッドが見える配置にすると、お部屋が最も美しく見え、くつろぐことができるのです。

もし寝室のレイアウトにお悩みでしたら、ぜひ参考にしてみてください。

ベッドカバー、ベッドスカートなど寝室を彩るベッドアクセサリー

ご存知ですか?「スレッドカウント」

リッツカールトンでは400スレッドカウント、マンダリンオリエンタルでは450スレッドカウント。布が織られるとき、その密度を示すのがスレッドカウントです。こちらのページではスレッドカウントに関するご説明をご紹介致します。

お好きな質感をみつけてください。

生地や色をこれまでのものと変えるだけでも、お部屋の雰囲気がガラリと変わります。 どんな生地が自分にあっているか知ることでベッドに入る楽しみは グンと広がります。ぜひ、お気に入りの一枚を見つけてください。

初めてのお客様へ

こちらのページでは、初めて当店でお買い物をされるお客様、ご検討されているお客様へ、 寝具選びのあれこれについてご案内いたします。

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